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「私は長年アリスについて研究してきた
元来、アリスは『隣人』達に好かれており、『隣人』の力を最大限に引き出し、アリス本人にある大量の魔力を消費、魔法として結果を残してきた。
アリスの研究成果は、諸国の研究者が数々の論文を残してきた。
だが、アリスの短命については不自然に切り取られている。」
「多分、何者かが故意に消して居るのだろう。
あの膨大な量の論文から短命の部分を消すとなると組織による集団的な物に違いない。」
「アリスについて研究していた友人達にも連絡が取れない。
もう、消されているのか。
多分、私もそろそろ死ぬかもしれん。」
「私の研究成果は、データを分割して保管する。
頼む……私の代のアリスはもうじき死に至る。
これを見ている君の代にアリスが居るならば…彼女を助けてあげてくれ…」
本田 春和
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