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二人の放った術が交わり強化される。
現在の腐魔女界の祖でもあるマチルダから直々に術を伝授された流星と連携する事で、更に火力が増した焔の魔法が偽八雲を包んだ。
魔法使いの歴史は長い。
その長い歴史の中で生まれた亜種腐魔女。
日本独特の文化が腐魔女を生んだとも言われている。
その組たるマチルダと弟子の流星。
二人の焔の魔法が、螺旋状に合流し偽八雲を焼く。
その威力は、結界を揺るがす勢いだ。
結界を張るかほの頬に汗が滲む。
人間の身でありながら、吸血鬼の能力を宿すかほ。
その力は魔族と変わらない。
そのかほだからこそ、この火力の焔を結界内に封じ込めておけるのだ。
マチルダの配置はまさに適材適所。
他の者を退かせる事でかほの能力を思う存分発揮出来る状態に置き、攻撃魔法が連携出来る流星とのコンビ魔法で偽八雲を退治する。
炎に包まれ、どんどん体が溶けていく偽八雲に三人は意識集中した。
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