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一週間が経った朝。
何時ものように起きて、僕は枕元に置いた本の一冊を見た。
それは、英雄と呼ばれた魔法使いの事が書かれた本だった。
過去にその英雄と呼ばれた魔法使いは多くの属性魔法を使ったと記されている。
だが、魔法使いの言うには自分の属性はたった一つなんだと。
その属性は・・・・・始祖属性。
本来は始祖龍のみが持つとされる属性。
そして、その属性は全ての元になる属性である事。
自分は、元になる属性の始祖属性の魔力を変換して魔法を放ってるんだと。
だから、多くの属性を持ってるように見えるが自分は一属性しか使えないんだと言っていたとと記録に残っている。
僕は少し青ざめて本を見つめる。
まさか僕の属性って・・・・・英雄と同じなんて事・・・・無いよね?
僕は、普通の魔法使いで良いんだよ。
僕は思わず首を振って居た。
特別な魔法使いなんかにはなりたくなかった。
普通の魔法使いで充分じゃないか!
僕は、村に帰って普通の魔法使いとして村を守って生きるんだ。
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