学園の授業(始まり)

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ダムドは頭を掻くと言った。 「で?今日は何時もよりもゆっくりだったっすけど~何か理由が有るっすか~?」 「え?」 ダムドの言葉に、驚いてダムドを見れば、ダムドはニヤリっと笑って言った。 「何時もなら、とっくに走りに出てる時間っすよね~?」 僕は驚いた。 もしかして・・・・・僕の行動を全部見てた? ええ?? 僕が不安そうに部屋を見回したので、ダムドは笑い出した。 「はははは・・・・・・。 安心するっすよ~。さっきも言ったように部屋の中の様子は知らねえっすよ?唯、部屋の外でお前がしたことは、全部知ってるっす。 学園の敷地内での事っすから。 危険な事をしないか、監視する必要があるっすよ?」 僕はその言葉に、理解した。 そうだよね。 出来るだけ安全なようにしないといけないよね。 危険で無茶な事は、いけないよね。 僕がほっと息を吐くと、ダムドは溜息をついて言った。 「お前の、あの訓練は自己流っすか?」 「え?えと・・・・・まあ・・・はい?基本の方法は、父から教えられました・・・・・後は・・・・・魔力を使うのは・・・・・・僕だけでしたので・・・・・その辺は自己流なんですが・・・・・」 僕の言葉に、考えるようにするダムド。 「何か・・・・・問題でも?」 不安になって、僕は問いかけた。
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