121人が本棚に入れています
本棚に追加
ダムドは頭を掻くと言った。
「で?今日は何時もよりもゆっくりだったっすけど~何か理由が有るっすか~?」
「え?」
ダムドの言葉に、驚いてダムドを見れば、ダムドはニヤリっと笑って言った。
「何時もなら、とっくに走りに出てる時間っすよね~?」
僕は驚いた。
もしかして・・・・・僕の行動を全部見てた?
ええ??
僕が不安そうに部屋を見回したので、ダムドは笑い出した。
「はははは・・・・・・。
安心するっすよ~。さっきも言ったように部屋の中の様子は知らねえっすよ?唯、部屋の外でお前がしたことは、全部知ってるっす。
学園の敷地内での事っすから。
危険な事をしないか、監視する必要があるっすよ?」
僕はその言葉に、理解した。
そうだよね。
出来るだけ安全なようにしないといけないよね。
危険で無茶な事は、いけないよね。
僕がほっと息を吐くと、ダムドは溜息をついて言った。
「お前の、あの訓練は自己流っすか?」
「え?えと・・・・・まあ・・・はい?基本の方法は、父から教えられました・・・・・後は・・・・・魔力を使うのは・・・・・・僕だけでしたので・・・・・その辺は自己流なんですが・・・・・」
僕の言葉に、考えるようにするダムド。
「何か・・・・・問題でも?」
不安になって、僕は問いかけた。
最初のコメントを投稿しよう!