学園の授業(始まり)

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「いや、そうじゃないっす。むしろ、随分と合理的っすよねと」 「へ?」 真剣な表情でダムドは言った。 「いやな。お前の訓練法っすけど、普通の人間がいかに最大限に自分の限界を更新するかに重点を置いて、訓練してるのが判るんっすよね~。 で、お前それに魔力乗っけて身体能力を引き上げて疲労を最小限に抑えてるんっすよ。 ある意味感心するっす。 良く、あんな方法見つけたっすね?」 ダムドの言葉に、僕は困惑した。 「え・・・・・えと・・・・・。 魔力を使えるのが僕だけでしたので・・・・・誰にも聞けずに、自分で工夫するしかなくて・・・・・・で、どうやって上手く自分の思い通りの動きをさせるかで・・・・・・自分の身体を使う方法がし易かったんですよ。 で、自分の身体の色んな場所に集めるようになって・・・・そして、その流れを早くしたり遅くしたりするようになって・・・・・・で・・・・・走ったり跳んだりする時に利用できると思って、身体の一部に集中させるようにしたんですよ」 僕の言葉に、うんうんと頷いてダムドは言った。 「うん。お前、知識なかったくせに、滅茶苦茶効率的っすよね。すっげえ偶然?必然? ・・・・・・・・不思議な奴っす」 楽しそうに眼を細めて僕を見るダムドに、僕は言葉も出ずに固まってしまった。
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