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「青ざめたってことは、気づいたっすね?
言うっすよ」
僕は、呻きそれから、大きく息を吐き出して言った。
「僕の属性は、始祖属性かもしれないって事ですよね?」
僕の言葉に、嬉しそうに大きく頷いてダムドは言った。
「うん。確かに頭に入ってるっすね。
で?どう思ったっすか?」
ダムドの言葉に、僕は顔を歪める。
「僕が始祖属性だったら、どうするんですか?本当に魔法使いになれるかどうかも分からない、田舎者なんですよ?」
僕の言葉に、にやりっと笑ってダムドは言った。
「まあ。どうなるかは、お前次第っすよ。まずは、今日は訓練室で魔法の実践からっすね~。
お前の魔力量からして、あまりたくさんは、使えないようっすからね~。
取りあえずは限界まで打って貰って、魔力量を増やす事から、始めるっすか・・・・・・・」
頭を掻きながら言うダムドに、僕は眉を寄せる。
「でも、その方法って、危険じゃなかったんですか?」
僕の言葉に、うんうんと頷きながらダムドは言った。
「そうそ。個人で勝手にやるのは、非常に危険っすよ~。
けど、此処は学園っすよ~?
横に俺がついてるんっすから、危なくなったら止めるっすよ~?」
「あ。そっか・・・・・・」
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