学園の授業(始まり)

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「はあ・・・・・・。早すぎませんか?もう少し時間を掛けて食べるものじゃないんですか?」 僕の言葉に、ダムドは言った。 「時間が惜しいっす。さっさと食えっす」 僕はふうっと息を吐いて最後の一口を口に押し込むと、指を鳴らした。 ダムドの食器と僕の食器が一斉に宙に浮いてキッチンに移動して洗浄されると食器棚にしまわれる。 眼を見開くダムド。 僕は、笑顔で言った。 「すみません。僕に取って、魔法は日常生活と密接な物なんですよ。 第一僕は今まで呪文なんて知らなかったんですから」 僕の言葉に、溜息をつくダムド。 「まあ。そうっすけど~。 お前みたいに、風も水も火も使える奴はいねえっすもんねえ~」 「う・・・・・・・・・」 ダムドの言葉に思わず呻く僕。 そうなんだよね。本を読んで知識を得て実感した。 どれほど僕の使う魔法が異質なのかを。 僕の使う魔法って本当に、周りから見れば驚くんだって理解できた。 だって、凄く属性が曖昧なのに混ざり合って複雑に絡んで一緒くたに使ってるから。 違和感無く自然にね。有り得ない事だよね。常識的にね。 それから僕達は訓練場に向かった。 いよいよ本格的に魔法を使うんだ!呪文を使って!僕の心は凄く高揚していた。
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