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すると、机に魔方陣が浮かび上がり一瞬で全部の本が消えた。
「え?え?」
ダムドはふうっと息を吐いて言った。
「全部お前の寮の部屋に送ったっす。
必要なもんは、全部揃ってるっすよ。
今からお前の寮に行くっすよ」
直ぐに移動を始めたダムドに慌てて僕は立ち上がって着いていった。
僕達は、そのまま寮に向かって、中に入った。
寮は、まるで大きく立派なホテルのようだった。
貴族や王族でも住めるんじゃないかと思えた。
僕は、部屋に案内されて驚いた。
どれだけ広いんだと。
中に入ると、ダムドが言った。
「お前は今日から一週間。この部屋で過ごして貰うっす。
その間に、この本を全部読んで暗記してもらうっす。
一週間後にテストをするっすよ。
その間の食事は冷蔵庫に食材を配送するから、それで賄うっす。
基本、寮では自炊をしてもらうことになってるっすから。
出来るっすよね?」
僕はコクンっと頷く。
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