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「よし!では、一週間後にまた会うっす」
そう言って、さっさと出て行ってしまったダムド。
僕は取りあえず背中の荷物を降ろした後、大きなため息をついた。
「何だよ・・・・・これ・・・・・」
目の前に積み上げられた本の山。
僕は大きなため息をもう一度ついた後、気持ちを切り替える事にした。
取りあえず、荷物から道具を取り出して収納庫にしまう。
キッチンは道具が充実してたけど、使い慣れた僕の道具の方が良いかなって思って自分の道具を置く。
それから、着替えを棚にしまうと、服を楽な服に変える。
そして、コーヒーをセットしてから本を種類分けする。
「属性別がえっと、
火・水・風・土・雷・光・闇で、特殊ってのが空間・時間・血・植物・毒・・・未確認も多数って・・・・・・・・」
僕はふう・・・・・・っと息を吐いて、一山を作る。
「次は、魔法の歴史関係と魔方陣か。ああ。さっきの図形だな」
僕は、図書館で見た図形を思い出していた。
「たぶんあれって、指定した場所に指定した物を送るって魔法陣だよねえ。うん。
・・・・・・・ちょっと、面白そうかな・・・・・・・・」
そう呟いて、ちょっとだけパラパラと見てると、部屋にコーヒーの良い匂いが漂いだした。
僕は、取りあえず、見て居た魔法陣の基礎って本を手にコーヒーをカップに注いで、椅子に座ると集中して読み始めた。
それから暫く・・・・・部屋には静寂が訪れ、時々パラリっと紙をめくる音だけが響いていた。
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