マツリハナシ

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「ねぇ、なんで毎日がお祭りなの?」 「そりゃ簡単な質問だ。ならば聞くが、お嬢さん。お祭りは、めでたいだろう?」 「そうね、めでたいわ」 「だろう。そう考えた輩が、明後日が明後日のところ、『祭りはめでたい。ならば祭りを祭る祭りがあってもいいのではないか』と村の長に提案したのだ」 「それで、どうなったの?」 「採用されたさ、祭りはめでたいものだからね。次の日には祭りを祭る祭りが行われたさ。前夜祭、といやあわかるかい?」 「わかるわ。それで?」
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