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第4話
そしてその春季講習へ行った事により、結局クラブ活動も退部する事になり、
3年の春からは、本格的に進学塾へ通う事になったのである。
最初の頃は週5日授業があった。毎週土曜は午後から夕方まで模擬テスト。
とにかく面白くなかった。勉強も元々好きじゃないのだろうけど、
それ以上に講師の授業が面白くなかった。授業中の雑談でさえ面白くない。
なので、授業中は空想ばかり。
夏前になると土曜の模擬テストも出たり出なかったり、
AとBクラスがあり下のBクラスであったが、その中でも常に中間ぐらいの成績であった。
自分から進んで塾に行ったはずなのに、熱心には勉強しないし、上のクラスに行く事や順位を上げる事にも興味はなかった。
そもそも自分の成績には無関心だったようだ。
偏差値とかって言葉もよくわかってないようだったし。
中学校の通知表の成績自体を上げたいとも思ってもなかったようだ。
では、何故進学塾に行ったのだろう?
ただ、周りも勉強してるはずの中で真面目に勉強する訳ではないのに特に順位も変わらないし、学力的には大丈夫なんだろうという意識があったようだ。
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