第1章

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肩まで垂れた髪。 アイライナーに縁どられた 濡れた瞳。 ブラウスと同じ色のルージュ。 大きく開いたブラウスの 胸元から、雨の雫が 胸の谷間に、じんわりと 染み込んでくる。 「おい!」 「……」 「こんな所で雨に濡れて、どうしたんだ」 女は無言で、声のする方に チラッと視線を向けた
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