第1章

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「ーーーーだから」 「しかしーーー」 こもったように話し声が聞こえた。 話すと言うよりも、口論のようにもとれる口調に自然と耳を傾ける。 「このままBAに知らせないおつもりですか?」 「いや、時期がきたら話す。お前には関係のない事だ」 「関係ない…。そうですね。確かにそうかもしれませんが、危険な子かもしれませんよ?」 「やめろ!BAが目覚めてしまう!」 …私に知らせたくない? …時期がきたら話す? 何の事? 危険な子… 子供… ッッ!! 私のっ! 「赤ちゃん!!私の赤ちゃんが、何なの!?」 上体を起こしたと同時に二人へ叫んだ。 ギョッとしたように驚愕した表情で固まるGIとINU。 真っ直ぐ二人を見上げながら、再度同じ問いを繰り返した。
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