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放課後。担任と進路の話をし、
帰ろうと教室へ鞄を取りに行った時。
聞きなれた声が放った言葉に、
扉に手をかけたまま凍りついた。
「天川なんかと一緒にいても
楽しくなーい」
「仲良かったんじゃないの？」
笑いながら別の声が問う。
「そんなわけないじゃん。
利用してただけ。利用する以外、
あの子と一緒にいる意味とか
ないじゃん？」
その言葉に、いくつかの声が
どっと笑った。
私はあまりの衝撃に動けなく
なってしまった。
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