part1

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予想外の登場に、その場に緊張が走っ た。私は顔を床に向けたままで 固まってしまった。 ざわつく集団と、固まったまま 一言も発しない私。 「へぇー。盗み聞きしてたんだー。」 聞きなれた声が行った直後 すぐ側へ彼女は屈んだ。 そして、肩を叩いて 「ねぇ、顔、上げて?」 優しい声に、そっと顔を上げる。 『あ、あか…』 私の言葉を遮り、にっこり笑って 彼女…新園朱莉はこう言った。 「分かったでしょ? あんたとは、最初から"友達"なんか じゃないのよ。」
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