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克哉はこたえる
「いや…今は…じゃななくてこれからずっとしない
別れてほしいんだ…」
そう言うと両手をテーブルについて頭を下げた
「本当にすまないと思っている
美愛も知っていると思うけどうちは小さな街工事をしている
最近では景気が悪くてあちこちから借金をして生計を立てていた
銀行や他の金融機関からの借金はオヤジが死んだことによって遺産を相続しなければ払わなくいいらしい
ただ…
両親の知り合いや親友の借金を知らない顔するわけにはいかないんだ
俺はオヤジの借金を引き継ごうと考えている」
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