美愛

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克哉の手を握った 「2000万だったら家を買ったと思って払っていけばいいじゃないの… 私は克哉と絶対に別れないから… 私も克哉を心の底から愛しているのよ!」 気が付くと大量の涙が溢れだし頬をつたっていた 克哉は私のとなりへ座ると包み込むように抱きしめる 「すまない…美愛… 今はどうしていいのかわからない… もし…わがままを言わせてもらえるのなら… もう少し俺の側にいてくれ…」 レストランにいる客はみんな私達のことを見ていた でも、そんなことはどうでもいい 克哉を… 克哉を失うことだけは絶対にイヤだ…
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