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「あの日、ほんとは、結婚の許しをもらうんだったんです。
なのに自分で壊してしまいました…
親には言えないから、お兄ちゃんに言うつもりだったけど、肇のとこの会社から取引中止になったと聞いて…
あぁ、きっと、兄とあなたを会わせないようにさせたんだと思って…
だから、やはり、この子は1人で、どうにかしようと思って、会いに来ました。」
「萌さん…」
「はい」
「とにかく、肇君と話してみて…」
「でも、無理です。すべて変えてるから…住んでたとこも電話も…」
「私が聞いてみるから、連絡先、教えてくれる？」
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