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「…ぅう…。」
ジャラジャラと鎖の鳴る音がする。
「ふぅぅっ…んっっ…んん。」
涙を拭くことも出来ず。さりとて叫び声も、罵ることもできずに、
ワタシは鎖に繋がれている。
瞳が見開かれ涙が
ポロポロこぼれ落ちる。
「…そうだ…噛むなよ。いい子だ。お前の中に入れてやるから…よく濡らせ。」
綺麗な顔を欲望で歪ませた男の声に行動が止まる。
男のモノから口を離し、身体を震わせる。
望みを叶えてくれたから…。
望みを叶えなくてはいけない。
男は満足げに笑ってワタシを指差す。
「分かっているな、これは契約だ…あの泣き顔はなかなかそそるがな?慣らしもせずに入れたら…どんな声で啼くのやら、あれを犯して禁忌にふれようか…?」
首を横に振り、恐怖に濡れた瞳。
顎を捕まれ…涙を一粒こぼした。
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