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此処は妖精の国。
沢山の妖精さんが、働いています。
妖精さん達は、楽しそうに空を飛んたり、お喋りをしています。
妖精さんのお仕事は、人間に夢を届ける事。
楽しい夢。
悲しい夢。
怖い夢。
ちょっと大人っぽい夢。
人間からのリクエストが届くと、妖精さんはその夢を運び夜に夢を見るように魔法を掛けるのです。
そんなパステルカラーな色彩の妖精さんの国のど真ん中にダークな色彩の一角が…
気になりますね…
ちょっと、覗いてみましょう。
「けっ、夢の配達だぁ?やってられるか」
妖精らしき生き物は、ぶつぶつ言いながらたこ焼きを食べていた。
いや、正確にはたこ焼きに潜り込んでいた。
妖精からすると、人間サイズのたこ焼きはデカい!
そのデカいたこ焼きに潜り込んでいる妖精らしき生き物。
妖精の世界に住んでいるから妖精なのだろうが、とても妖精には見えない。
ぱっと見、年齢は人間の中年男性。
体型は、ちょっと太め。
お腹が、ぽっこり出ている。
まぁ、妖精にも中年男性が居ても良いとして…
服装が異様だった。
そう、その妖精はバレエのチュチュ姿だった。
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