第1章

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人間には人間の学校があり、彼岸には彼岸の学校がある。 人間の学校は小、中、高、大と分かれてるけど、彼岸の学校は一つしかない。 一つしかない学校の名は〝彼岸花高校〟 5歳からの入学で、年齢関係なく優秀な者から早く卒業していくシステム。 卒業後の進路は、彼岸花高校の先生、自衛隊、警察官、警備員など、この国を守る公務員系のものばかり。 そしてもう一つ、彼岸花高校上位10名だけがいくことを許される〝対吸血鬼彼岸花部隊〟別名〝ハンター〟 みんな、それに入りたいから頑張ってる。 ………興味のないうちは7段階ある中の4段階め……人間の学校でいうと、中学生止りぐらいだろう。 バシッ 「こら、ぼーとしてないで話し聞く。だから、何年経っても上に上がれないんだぞ」 先生は持っていた教科書でうちの頭を叩き、それだけ言い残すと黒板の方へ歩いて言った。 クスクスと聞こえる笑い声……………めんどくさい。 ………何年聞いてると思ってるんだよ………一回聞いただけで覚えてますよ。 うちは、ため息を着くと手に顎をおき外を見た。 早く終わらないかな。 こんなつまらない授業受ける意味が分からない。
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