あらすじ

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「君は太陽みたいだね」 僕は君をそう例えた。 「じゃあ貴方は月のようね」 君は僕をそう例えた。 ずっと一緒にいた二人。 正反対の二人。 光と影のような二人。 君はすべてを持っていた。 なんでも器用にこなせる人。 僕は何もできなかった。 何をしても誰よりも劣る人。 太陽と月。 僕には君の輝きが、眩しすぎた。 僕も輝きたかった。 月なりに。 月なりに。
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