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そう言って持ち主の許可も無く銅像を持ち、依頼主ソラの家を出るホープ。
ホープのその姿を見て頭を抱えるナッカ。
「あ、ちょっと!はぁ・・・ホントに勝手なんですから・・。まぁ、話が少し前進しましたね。」
ナッカは廊下から部屋に戻ると二人に告げた。
「すいませんが、あの銅像はお借り致します。そして私は今から美咲公園へと調査しに行きますので。解決致しましたらまたご連絡を致します。では。」
「待って下さい!私も連れて行ってください。この巨人の謎を知りたいんです!私から兄に解決した謎を教えてあげたいんです!」
部屋を出ようとするナッカを呼び止めるソラ。その瞳にはいままで感じていた不安はなく、日頃世話を掛けている兄の恐怖心を無くしてあげたい。そんな兄思いの気持ちがナッカには伝わっていた。
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