第3神話 巨人の正体

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「とまぁ、、こんな感じでしょうか。なので貴方も神の遺産に触れたら寓神<テオーシス>になる可能性あると、、、。」 ナッカは本を見ながら話した。その本は自分が今まで調べてきた寓神<テオーシス>の事がびっしりと書かれてる手帳であった。しかし隣からスヤスヤと寝息の様な音が聞こえる。そこには気持ちよさそうに居眠りしているソラの姿があった。 「・・・。寝ていますね。昨日はいろいろありまして、寝ていなかったんでしょう。そっとしておきましょう。」 居眠りを続けるソラを優しく見守る様に見ていると、プルルル・・・。とナッカの携帯が鳴った。 「もしもし。」 「おう俺だ。ホープだ。巨人の目星が見えてきたぞ。候補は六人。美咲公園に住むホームレス名はゲン。そして元暴走族の青年ショウとその仲間の四人だ。」 電話の相手は骨董店にいると思われるホープからだった。そしてその電話の内容とはもう犯人の目星がついたということであった。 「なぜ?何故そう思ったのですか。」
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