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ソラがナッカ目掛けて踏みつぶそうと足を上げる。その瞬間ナッカは横っ飛びで攻撃を避ける。そして空振りにおわった踏みつぶしは砂煙を上げ、地面をズシンと鳴らす。
「貴方のその力は、ただ単に怪力任せ暴れるだけの力避けることは容易い!動きもとろくさいし!」
ナッカは手の平を上空に向けると、手の平からバレーボールサイズの火炎の球体の様な物を出現させる。それをソラへと勢い良く投げつける。
「女の子に火傷させるのは気が引けるけど!安心して。大事な顔は狙わないからね!!!」
「ウォオオオオオオオオオオオオ!!」
その火炎球体はソラの腹部へと直撃した。相手は巨神という程の大きさ。的が大きい分攻撃は当たりやすかった。火炎によりダメージがあったのか、先ほどよりも暴れる力が多くなるソラ。そしてソラは近くにあった大きな物音を立て噴水を壊した。
「ウガガガガガガガ!!!!ウガアアアアア!!」
壊れた噴水から飛んできた水が少しナッカの頭に掛かる。
「・・・。そうか。」
神通力<ディバイン>を使い、冷静さを失っていた時、過去にホープに言われたある言葉が頭をよぎった。
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