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未だ意識朦朧とし動けないナッカ。するとハンマーは、勢い良くナッカへと向かってくる。ズドンッ!!と音を立て、砂埃を巻き上げハンマーはナッカが倒れる場所へと叩きつけられた。
「あっけなかったね。次はソラを始末して・・・僕はこの世界を破壊する破壊神になる!!!!」
「なに言ってんだこのクソ野郎。俺様の事を忘れてもらったら困るぜバーカ。」
「お前は・・・!」
声の方向を向くアキラそこには、ナッカを抱きかかえたホープの姿があった。ナッカはハンマーに押し潰された訳ではなかった。間一髪の所を急いでやって来たホープに救われていたのだ。
「代・・・表・・・ッ。」
「ちょっと遅くなっちまったみてぇだな。まぁあとはこの天下無敵の俺様に任せて寝てろ。」
そう言うとホープは近くにある木陰へとナッカを降ろした。
「おいクソデカブツ。真のヒーローってもんはな、遅れて来るんだよ!・・・ちょっと言ってみたかっただけだバカヤロー!!!」
ホープはタバコをくわえ火を付ける。そしてアキラを指差し言った。
だがそれはウケる訳もなく、公園にはただただ寒い風が吹いていた。
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