第4神話 神通力<ディバイン>発動

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相手の背後を取ったホープ。そのままの勢いで飛び上がり背中に一撃をいれようと腕を振りかぶった。するとそこにはホープのスピードには着いてこられない筈のアキラがハンマーを振りかざす。 「・・くッ!なんでだ・・ッ!」 ハンマーはホープの身体を直撃し、ホープはそのまま地面に落下した。 「ハハハ、なんで僕は単眼だと思う?この大きい一つの目には死角がないからだよ。そしてこの目は体中どこでも移動できるのさ。」 いつの間にか背中に移動していた大きな目は、そのアキラの体中とぐるぐると移動しはじめた。 「きっもちわりぃ。鋼鉄の筋肉に、怪力ハンマー、死角の無いの眼。クッソめんどくせえ・・・。」 ゆっくりと立ち上がり、ハァハァと肩で息をする。ホープの下には自分の傷口から流れ落ちた血が広がっていた。 「クソヤロウがぁあああああああああああああぁああああああ!!!」 ホープは叫んだ。そしてまた足から音撃を出し、アキラに向かって高く飛び上がる。それは先ほど攻撃した方法で防がれた技、ハンマーを振りかざすアキラ。空中で足から音撃を出し、空中で方向転換しハンマーを避けるホープ。
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