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ゆっくり立ち上がり、フッと笑うホープ。大きく紫煙を吐き出せばくわえていたタバコを地面へとぽいっと捨てる。
「言っただろ。脳みそ掻き回してやるってな。あの音はな、テメェの三半規管を狂わせる為の音だ。殴りいったわけじゃねぇんだよ。」
耳元での大きな音が三半規管に異常を来たし、目眩を引き起こすアキラ。
「はは、こんな事どおってないよ。僕には固いガードがそれに君は血を流し過ぎて・・・「うるせぇ。」
「ごちゃごちゃうるせぇんだよ。御託は聞き飽きた。そろそろ終わりにしようか!筋肉バカッ!!!」
アキラの言葉を遮るホープ。そしてまた足からギュイーンと音を立て、音撃を放射し高く飛び上がる。
「人間にはなぁ・・・、簡単に鍛えられねえ場所があるんだよ。まずはここぉ!」
ギュウウウウウウインンン!アキラの顎付近に近づけば今度は、両肘に音撃を溜めこむ。そして右肘から音撃を放射すると、その威力つかい相手の顎を思い切り殴り上げた。
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