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事故発生から5時間後
???「起きろ!!!学校遅れるぞ!!」
「んあぁぁ~~!!」
ガバッ
布団を押し退け起き上がる少年
「あ~よく寝た。今下りる…」
俺は安芸陣(あき じん)。高校3年生だ
母親は幼い頃に病気で亡くし、父親と二人きりで暮らしてきた
父親「早く飯食え!!こっちが遅れる!」
陣「うぃ~」
いかにも寝起きな返事をしながらテレビをつける
テレビに映る山火事
昔からよく遊んでいる山だ
陣「オォッ!?火事だ!!工場がめっちゃ燃えてる!山火事にならなきゃ良いけど…」
父親「いいから早く食え!!!」
陣「うぃッス!」
掻き込むように朝飯をたいらげる
この時、ただの事故ではないことに気づく者は誰一人としていなかった…もし知ったならすぐにでも街から逃げただろう…
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