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雪がしんしんと降るイタリア、王都から数分歩いた路地裏、アロガンと記されたプレートの建物から賑やかな声が響いた。
「メリークリスマースアーンドハッピーバースデー!グロース!」
アロガンメンバーであるメリッサが、ソファでブスーッとしているグロースに向かってクラッカーをパァンッと鳴らした。
「…メリッサさんうるさい」
「えー?いいじゃなーい!マスターが奮発してお酒買ってくれたのよぉ~?あんた達も楽しみなさいよ!」
メリッサが声をかけたのは金髪のルクシオ・ストリークと赤毛のカムラ・アヤカゼ。
「メリッサさんしか酒飲みませんよ、俺らまだ未成年だもん」
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