Gluckliche Zeit

2/5
前へ
/98ページ
次へ
雪がしんしんと降るイタリア、王都から数分歩いた路地裏、アロガンと記されたプレートの建物から賑やかな声が響いた。 「メリークリスマースアーンドハッピーバースデー!グロース!」 アロガンメンバーであるメリッサが、ソファでブスーッとしているグロースに向かってクラッカーをパァンッと鳴らした。 「…メリッサさんうるさい」 「えー?いいじゃなーい!マスターが奮発してお酒買ってくれたのよぉ~?あんた達も楽しみなさいよ!」 メリッサが声をかけたのは金髪のルクシオ・ストリークと赤毛のカムラ・アヤカゼ。 「メリッサさんしか酒飲みませんよ、俺らまだ未成年だもん」
/98ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加