Natale di paese

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case diabolus 「クリスマスだからって浮かれるなよ…今日からしばらく大掃除すんぞ、交代でな!!」 宣言するヴァイオレットにすかさずグロースが横腹を殴った。 「交代!?馬鹿か!?この事務所自体でけぇんだぞ!全員でやるだろ普通!」 「諦めなさいグロースー、クリスマスから年越しまでうちは交代制大掃除よー?」 「今年は誰とコンビになるのかな?」 クレールスが眼鏡のブリッジをクイッと上げるとヴァイオレットは殴られた横腹を摩りながら、全員を見渡す。 「よし、明日はクオーレとマージ、サングエが掃除、明後日はクレールスとセイレスにオッソ、明々後日がメイジ、クラロ、チェーロ、彩虹、その次が俺、メレ、レム、グロースだ」 「っしゃ!最終日逃れた!」 クオーレが盛大に喜んだ理由はマージの言葉で判明した。 「最終日は各部屋の取り残しとか見回るものねぇ、庭の手入れもあるし、強化素材の整理、溜まったゴミ捨て、書類整理、事務所の利益計算…私前にやったけど、計算だけで半日かかるからね」
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