783人が本棚に入れています
本棚に追加
Gackt side
-----------------------------------------------
「何が『そーゆーことで♪』だよっ!」
俺はひながRenと共にYamatoの元へ戻ったのを確認してから、厨房の中にいるトモさんに聞こえるように独り言を呟いた。
「うゎっ!Ga、Gackt……いつから…ここに?
ってゆーか…な、なんか聞いちゃったり…した!?」
「うん、全部♪」
俺は少し伸びた爪を見ながら、さらっと言った。
俺の言葉を聞いた途端、焦り始めたトモさん。
「あ、あれは…すべて白紙にする!
俺がはっきり断るべきだったよ!うん、断るべきだった!!」
「そんなに焦って…マジで殺されるとか思ってんの?(笑)
大丈夫!まだまだやりたい事あるし、犯罪者になって明日の一面飾りたくないから♪
それに……白紙にすんのは無理だと思うよ!アイツ、言い出したら聞かねぇし…」
ひなは見た目弱そうなのに、ここぞという時はガンとして一歩も譲らない性格だ。
それはトモさんも知っているはず。
「……だよなぁ…」
「だろっ?」
厨房にトモさんの深いため息が響き渡った。
.
最初のコメントを投稿しよう!