秘密のアルバイト

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がっくんはRenさんが座っていた椅子に腰掛けると、何事もなかったかのように携帯電話をいじり始めた。 その背後でポケットに手を突っ込みながらガンを飛ばしているRenさんを、必死でなだめるYamatoさん。 そんな中、私はというと… 「……あっ!コ、コレ美味しそう~♪ んっ!すごく美味しい///このレシピ、教えてもらお~とっ♪ もぉ美味しすぎて止まんない!せっかくダイエットして痩せたのにな~(笑)…」 トモさんが作ってくれた料理をつまみながら話を変えることに精一杯な私。 でも…がっくんの一言によって私もRenさん化してしまう。 「ダイエットなんかする必要ないだろ? それよりも胸に栄養つけること考えろ♪(笑)」 「……む、胸に栄養って… わ、私だって私なりに調べて…鶏肉とかマグロとか…苦手な大豆だって食べてるんですぅ!!」 悔しくて思わず声が大きくなってしまった私に対し、しーんと静まり返る店内。 「ひな…ほら、俺のも食っていいぞ♪ 努力はいつか報われる! 応援してっから、めげんなよ!!」 「ひなちゃんのために、今度ジム行ったらバストアップに有効な筋トレ聞いてきてあげるね♪」 なぜか励まされることになった私。 その横でがっくんは肩を振るせながらケタケタとお腹を抱えて笑っていた。 もぉー悔しすぎる!! .
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