第1章

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 清涼院は、なぜ謎は論理によって解明されねばならないのか、論理以外の知、論理以外の手段による解決でもよいのではないか、なぜならいまや「論理」の自明性、「合理性」の位相が変容ないし更新されようとしているのだし、推理に用いることのできるテクノロジーもまた進化しているのだから。  そう、問うていたのかもしれない。
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