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会議から一日が経った
西園寺初陣…担任になる目覚めの朝
鳥達の囀りが目覚まし時計のこの男は、アナログ式の目覚まし時計では中々起きなかった
「ん、ん~…6時前か。」
まだ早いな…とコーヒーを作った
西園寺は学校で寝泊まりしていたのだ
コーヒーをたしなんでいると、校長先生が職員室に顔を出した
「おはようございます。やけに早いですね?」
「今日から初陣ですからね。気合い入ってます。」
その気合いもいつまで持つのかと思わんばかりのため息を吐いた
「まぁ、いつまで続くんでしょうかね? 前任の先生はO組に入って一ヶ月も持ちませんでしたから。」
一ヶ月ももたなかった
それを聞く西園寺は心なしか笑っていた
その前任の教師を嘲笑っていたのではなく、西園寺もまた…どれくらい持つのか分からなかったからだ
いつしかあっという間にSHRの時間が迫っていた
ゆっくり腰をあげ、O組の教室に向かう西園寺の後ろ姿
「あの先生も直ぐ折れる。可哀想だね。宇城丈先生はO組の恐ろしさをわかっちゃいないからあんないい加減な事が言えるんだ。」
「ほっほっほ、聞こえましたよ。あなた方も早く教室にいかれた方が良いでしょうな? O組の教室に。」
不適な笑みを溢し、自分の教室へと向かった
O組の教室
「今日から新しい担任来るらしいぜ? また※マッチーみたいに年取ってる先公じゃね?」
「何か若い教師だって聞いたけど? 何でも金閣寺とか名前の。」
「西園寺だ。」「あぁ、西園寺って名前か。見た目ひょろひょろな格好してるんだろよ。」
「高校時代にはラグビー部で結構鍛えてあるぞ。」
此所でようやく西園寺の姿に気付くO組…
※松山 繁の愛称
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