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暑すぎずに助かった…風が吹き、帽子が飛ばされないように軽く抑えた。
夏の京都は耐えられない程暑いと聞いていたから、できるだけ風通しがいいようにとサテン生地のワンピースを着ていった。丈は長めだけど、ノースリーブで涼しい。
これで暑ければ耐えるしかあるまいと腹をくくっていたが、幸い気候に恵まれて、30°を越えるか越えないか程度の気温だった。
新幹線から降りたわたしたち一行は、お決まりの見学コースをたどった。
清水寺や金閣寺のような定番スポットを見学して。舞子さんと写真とって、和飾り買って、お団子屋さんで休憩。お好み焼きももんじゃ焼きも食べた。あとは焼き物の工作体験とか。
わたしは普段群れるタイプではないけれど、旅行中は出来るだけ社交的に振舞った。夜の飲み会にも最後まで居たくらい。
”飲み会で神田も石村もいるなんて珍しいな”
”いつもわたしたちの保護者みたいだもんね”
相当テンションの高いみんなに、ゼミ長はたくさん飲ませられていた。
飲み会後はそのまま旅館に泊まり、翌日は最後に通天閣に登って来た道を戻るように帰宅。
冬学期は各自卒論の執筆に忙しくなるし、ゼミの授業や団体としての行動もほとんどなくなるから、良い思い出になった。
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