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~アメリカ・アメリカ軍基地~
???
「……」
此処は、アメリカにあるアメリカ軍基地の格納庫。その格納庫内に黒い軍服を着た一人の少年がいた。そして、青年は格納庫のハンガーに固定されている一機の白い機体を見ていた。この世界にはIS《インフィニット・ストラトス》と呼ばれるマルチフォーム・スーツであり、とある天災が宇宙空間での活動を想定して作ったが女性にしか使えないという欠点があり、結局若しくは《兵器》となってしまう。そして、多発するISによるテロ、更には国々に存在する非人道的違法研究所を殲滅する為に、アメリカは男でも動かせる対テロ防衛用と戦闘用を天災の協力の下にISと同じマルチフォーム・スーツ、通称IAS《インフィニット・アームズ・ストラトス》を開発する。この白い機体はそのIASの最初の試作機であり、現存するすべてのISを超える性能を秘めた機体である。
???
「お帰り、今日もお疲れさまだったね?」
???
「……束姉さん」
そう言って、少年は後ろを向き先程格納庫の入って来た同じ黒い軍服で上から白衣を羽織ったISの生みの親であり、そしてIASの開発者である女性を見る。彼女は優しい慈愛に満ちた笑顔で少年に近づく。
束
「どう?新しく調整した“アーバレスト”は?」
???
「問題なかったよ。以前より格段に扱いやすくなっていたから苦戦しなかった」
束
「まぁね♪この天才束様が端正込めて調整したんだから!」
???
「うん……感謝してるよ束姉さん」
そう言うと、少年はまた白い機体を見つめる。束はその少年の横顔を寂しそうに見つめる。
???
「あれから数年経ったね……君が……“織斑”の名前を捨ててから……ね?“アー君”」
そう言って、束は少年に訪ねた。アキトは目を瞑り、そして間をあけてから頷く。
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