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圭介「結、おはよー。早く行くぞー。」
朝食の最中に玄関から、大声が聞こえてきた。
百合子「誰?もう友達できたの?」
入学式の朝から、騒がしい日となった。
結「さぁ、知らない。」
圭介「おーい。結いるんやろ。」
咲「めっちゃ名前呼ばれてるよ?私、見てくるよー。」
結「咲、かかわるな。」と言いかけたが、咲は玄関に行った。
玄関から、2人の会話が少し聞こえてくる。
咲が戻ってきた。
咲「お兄ちゃん、やっぱり知り合いじゃん。昨日、友達になったって言ってるよー。」
圭介「結、昨日友達になったやん。俺の顔もう忘れたんか?」
圭介は、自分の家に入ってくるかのようにあがってきた。
結「お前、他人の家に勝手に入るなよ。」
圭介「あんまり、細かいこと気にするなよ。あ、お母さん倉敷圭介と言います。これから、よろしくお願いします。」
百合子「あ、よろしくお願いします。」
圭介「結とは、仲良くやっていきますんで、引っ越したばかりだと思いますが、しっかり面倒みますので、安心してください。」
百合子「あ、本当にありがとう。よかったら、ご飯食べていく?」
圭介「いいんですか?まだ時間もありますし、いただきます。」
結「なに、ひとの家の朝飯食べようとしてんだよ。」
圭介「いいやんか。お母さんが、言ってくれとるんやから。」
結(こいつ、マジか。)
なんだかんだで、圭介中心の食卓になってしまっていた。
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