第2章

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結は、圭介といっしょに家を出て青葉高校に向かった。 向かう途中で、何人かの高校生と会った。その時、圭介と会話する人もいて、こいつは誰からも好かれるやつなんだと実感した。 ひとの懐にスッと入ることを、すんなりできることは、すごいことだと思う。 俺には、苦手なことだから。 青葉高校に着いて、クラスの名簿を見ると、圭介と同じクラスだった。 圭介「クラスいっしょやな。」 笑ってこっちに話しかけてきた。 結「あぁ、そうだな。よろしくな。」 素直な気持ちだった。 圭介は、友達も沢山いて、別に俺と同じクラスじゃなくても、変わらないだろう。でも、俺のことを思って言ってくれた。 これから、圭介と同じクラスで同じ部活だ。 なんか、疲れそうだな。
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