第1章

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結は、大きく振りかぶり腕を大きく回し、投げた。 パーンとグラウンドに響いた。 圭介のミットに、そのボールは入ってた。 圭介「すげー。」 「ストライク。」 圭介は、ミットに入ったボールを結に投げ返す。 圭介(ミット動かさなかったな。しかも、140キロはでてんやないかな。全部ストレート投げたいというはずや。) 同じテンポと、動作で結が投げる。 パーン。 「ストライク」 四ッ谷「よーし。追い込んだピッチャー。」 結は、頷く。 真鍋(1年にしては、速いな。) 圭介(次は、ここや。) 少し外に、構える。 結は、圭介が、構えたとこに狙いを定める。 シュツ。 ピクッ。 真鍋が反応するが、見送る。 「ボール。」 圭介(見送った。結のこの球を見極めた。) 1ボール2ストライク。 次は、ストライクゾーンに構える。 シュツ。 カーン。 真鍋は、ボールに当てた。 そのボールは、ショートの四ッ谷のとこに転がっていき、四ッ谷のグローブに収まり、ファーストに投げる。 「アウト。」 圭介(よし。まずは、1アウト。)
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