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結は、大きく振りかぶり腕を大きく回し、投げた。
パーンとグラウンドに響いた。
圭介のミットに、そのボールは入ってた。
圭介「すげー。」
「ストライク。」
圭介は、ミットに入ったボールを結に投げ返す。
圭介(ミット動かさなかったな。しかも、140キロはでてんやないかな。全部ストレート投げたいというはずや。)
同じテンポと、動作で結が投げる。
パーン。
「ストライク」
四ッ谷「よーし。追い込んだピッチャー。」
結は、頷く。
真鍋(1年にしては、速いな。)
圭介(次は、ここや。)
少し外に、構える。
結は、圭介が、構えたとこに狙いを定める。
シュツ。
ピクッ。
真鍋が反応するが、見送る。
「ボール。」
圭介(見送った。結のこの球を見極めた。)
1ボール2ストライク。
次は、ストライクゾーンに構える。
シュツ。
カーン。
真鍋は、ボールに当てた。
そのボールは、ショートの四ッ谷のとこに転がっていき、四ッ谷のグローブに収まり、ファーストに投げる。
「アウト。」
圭介(よし。まずは、1アウト。)
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