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そんな私の答えを聞いた2人はさらに目を輝かせた それはもう驚くほどに 食い入るように身を乗り出して男の好みを再確認してくる 「イケメン?みゆはイケメンが好きなんだね?」 「う、うん。やっぱり顔は重要だよね。」 「だよね!あたしもそう思う!」 亜希と百合はやったね、よかった、そんな言葉を掛け合いながら喜ぶ 私がイケメンが好きという事実に2人がどうしてそこまで喜ぶのか 疑問を胸に抱きながら2人を見つめる すると百合がニコニコと微笑んで私に言った 「みゆ、あたし達が天国に連れてってあげる!」 「………天国?」 「そう!天国!」 天国という言葉に眉をしかめる まだ死にたくはない、という意味ではないことは分かっているのだけど それでも本当の意味がよく分からないので天国と聞いてもなかなか喜べない 地獄に連れて行かれるよりは全然いいんだけども 「よし、そうと決まれば行くよ!」 「そうだね!みゆ!早く荷物持って!」 「え?え、もういくの?」 大量のショップ袋を無理矢理持たされて足早に席を立つ まだ残されている生ビールや焼き鳥達をおいて私たちは居酒屋を出た 意気揚々な2人をよそに私の頭の上にははてなマークが飛び交う しかしそれはこれから向かう行き先に着いた時に納得出来たのである
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