来年も2人で

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「は、ーーーんんっ、」 キッチンに寄り掛かる一志を、後ろから突き上げる様に攻める。 ここで、抱いたのって、何度目だっけ? 何て堪え性がないんだろうな、俺達。 だって、一志、エロいんだもん。 一志に言わせると、俺がエロいらしーんだけど。 ふは、エロい同士か。そりゃ、盛るわな。 「ひぁ、イク………っ、そこ、気持ちいい…………っ!」 「んっ、締めんなって…っ、俺もいっちまうだろうがっ、」 俺の文句を聞いた一志は、体を起こして少し振り向き、妖艶に微笑む。 「香月さん………、最後はヤラシイキスしながら2人でいこうぜ………。」 「ーーーっ、煽んなって!」 一志の誘惑に、速攻負けた俺は噛み付くように唇を重ね、これでもかってくらい舌を絡めた。 「ーーーーーーあぁっ………!!」 「ーーーーーんんっ、」 イク瞬間、一志に舌を甘噛みされて。いつも以上に体中に快感が走ってしまい。 いつもなら、第2Rと行くところ。結構いい時間になっている事に気付いて、泣く泣く収めた。 「なぁ、香月さん。今日、少し飲んでもいいだろ?」 「………………少しだけな。優のそばでは飲むなよ。」 なんせ、前科があるからな。 「ははっ、そんなつもりないけど、そうならないように、捕まえてて?香月さん。」 「……………………おう。」 にっこり微笑む一志に、あまり納得出来ないけど、頷くしかない。 ピンポーン。 「あ、きた。」 「一志。」 「ん?」 呼び掛けに振り向いた一志に、チュッと軽くキスをする。 「……………来年もよろしくな。」 「ふは、こちらこそ。」 どちらかともなく、指を絡め。仲良く手を繋ぎながら、森さんと優を出迎えに向かった。 ーーーーーend
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