プロローグ

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学校の退屈な授業を半分寝て、さすがに試験前なので半分は真面目にうけ 家で何をしようかと考えながら自転車を漕いでいた帰り道 交差点での信号待ちの最中にそれは起きた 信号を無視して近くの電柱へと突っ込んでくるトラック 呆然としてそれを眺めていた俺 そして次の瞬間白く染まる視界 浮遊感が身体を襲い、下にひしゃげた自転車が見える 何もわからないけれども ただ、自分がこれから死ぬんだろうなとぼんやりと思い 次の瞬間、口からでた言葉は 「爆発オチなんて…最低だーーーー!!」 という自分でも訳のわからない叫びをあげたあと ドサッ グシャッ 凄まじい衝撃が体に響いた時 意識が暗闇に落ちた
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