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指示をだすと、機動隊が進入経路を見つけ潜入の準備に掛かる。
警察とガーディアンが着てから30分が立つと、強盗犯達が立ち上がった。
「そろそろだな……、おい」
「あいよ」
そう言うと強盗犯達は一人残してまた奥へ向かった。今なら一人、倒してなんとか逃げるかと思った瞬間。
「うおおおおおおおおお!」
一人のサラリーマンが犯人に突っ込んだ。そして、犯人に体当たりをしようとした。
パーンと銃声が銀行内をまた響かせた。そして、その銃声がした方向を銀行内の全員が振り返る。
そこには銃を持ち、片手に何かボタンのようなものを持っている共犯者がいた。
「ばっかだなぁ?、こんな人の多い所で一人にさせるわけ無いでしょ」
サラリーマンは腹部を撃たれ血を流して倒れている。
『どうした?』
「ん? あぁ、正義ぶった馬鹿に鉄槌を食らわせた」
『そうか、では作戦どおり進めるぞ』
銃声を聞いた強盗犯はトランシーバーを通じて会話した。その間にサラリーマンに近づいた女性。
「おぉい! なぁにうごいちゃってんのぉ?? 殺されたいの?」
「私は、看護師です……! このままでは、この人は死んでしまいます……!」
「んじゃ、応急処置だけね。それ以上やったら、殺すから」
強盗犯が看護師に銃をつきつけられたまま、サラリーマンに応急処置を行おうとしたその時。
奥の部屋の方から銃声が聞こえた。
機動隊が準備完了した時、銀行内から発砲音が聞こえた。すぐさま、真弓は能力を発動する。
「状況は!どうなってんの!」
「……、犯人がもう一人お客に紛れていた模様……、誰か一人が撃たれました」
真弓は言うと、それを聞いた機動隊リーダーは潜入作戦を決行した。そして、機動隊の潜入が始まった。
『こちら、A1隊倉庫室異常なし』
「了解、慎重に行動しろ」
『了解』
「なぜ、今潜入させたのですか」
涼子はこのタイミングで潜入させる事が分からなかった。
「裏の倉庫室からこのオフィスは通気口を通っていけるからな、そこまで行き。フラッシュ投下、捕獲という事だ。おや、もしや、そちらのソナーは通気口に気づけなかったのかな?」
機動隊のリーダーはそう言いながら真弓を見た。涼子は真弓を見えないように機動隊のリーダー目の前に立った。
「まぁ、みてろ。A1様子は?」
『こちらA1、異常な―誰か倒れているいます!』
「よし、犯人でないか確認しだい救助せよ」
『了解』
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