変わりゆく日常

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「涼子さん、どうしたんですか?って大体見ればもう分かるんですけど……、強盗ですか?」 「そうだと思うのだけど…」 「どうしたんですか?」  作戦本部に沙由莉が現れた。涼子は沙由莉に事情を話すと。 「……、私が処理します」  目つきが変わった沙由莉。沙由莉はシャッターが下ろされている、正面口に立った。 「あー! 最高だった!!」  奥にいた二人の男が帰ってきた。奥でかなり銃声がしていたが数分で銃声は聞こえなくなり、そのちょっと後に銃声が聞こえた。  多分、突入部隊と銃撃戦をしていたに違いない。よく見ると一人は先ほど連れて行かれていた一般男性だった。  そして、奥から現れた一般男性は先ほど連れて行った男性に近づくと顔を掴み、そのまま引っ張った。  ビリビリと音を立て、顔がはがれた。そこには、先ほど連れ去られていたはずの一般男性がいる。  奥から現れた一般男性の顔が溶け、そこからは強盗犯は現れた。 「二重複製(ディアルトレース)で顔を……」  二重複製(ディアルトレース)姿を対象に映すようにする能力。  これを使えば、ある人物の姿を壁に映し、デコイを作ることが可能としている。  無論、対象に自分の姿を映し、相手の姿を自分に映すことも出来る。  銀行員が強盗犯に向かって言う。強盗犯は「正解」と言って、銀行員に近づき首に何かを巻いた。 「はぁーい。では、今から一時間後にその首についている爆弾がドッカーンと爆発しまーす。ちなみに私達はその爆破に耐えられるようにしてあるので、あなた達が死んでも気にしませぇーん」  強盗犯はいきなり言い出す、強盗犯の言葉を聴いた彰吾含めた人質の人達。彰吾は覚悟を決めた。  彰吾は強盗犯三人を相手しようと考えた。すると、隣にいた俊が彰吾の肩を叩く。  どうやら俊も彰吾と同じ考えのうようで、つくづく気が合う彰吾と俊。  彰吾と俊は三人がある程度意識がそれた瞬間二人で強盗犯を倒す計画。  そんな計画をしている中で、周りは爆弾の話を聞いてから大騒ぎになっている。 「し、しにたくない!!」 「くるな!」 「娘がいるんです!お願いします! 出来るだけ遠くにいってください!!」  と、自分の身が一番の状態で爆弾をつけられた男性に言う。それに対し男性は。 「俺だって死にたくない!! 誰かこれを……、これをはずしてくれ!!」  周りはパニック状態におちていた。これは彰吾、俊にとって好都合。
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