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超能力者オンリーの学校があるこの海上都市は、能力者だけじゃなく一般人も住んでいるのだ。
そして、ランクがA以上であると免除申請が勝手に行われ、自分の行きたい五校の内どれかに行くことになる。
基本、第一高校を略して1校と呼んでいる。
他は2校、3校。 第4女学院は4女、第5学園は第5と呼ばれている。
などと、現文の先生が言い出した。
説教はまだまだ、掛かりそうだ……。と思う二人だった。
「「失礼しましたー」」
と、職員室を出る二人は、はぁ……と二人でため息をつく。
こってり絞られたが彰吾は注意で終わりすぐだった。
だが、俊は細々と注意され、最終的には全く関係の無いことまで注意された。
昼休みを使って説教染みた注意を受けて、昼休みがつぶれるのが一番の悪夢。
長引きそうだったので、彰吾は俊に助け舟を出して、現文の注意を終わらせた。
そして、彰吾達は職員室を出ると、そのまま食堂に向かう。
向かおうとすると廊下が生徒で埋め尽くされていた。
「おい、見てみろよ」
「うお! すっげ!」
「何でこの学校にいるのかしら?」
前にいる生徒達が言う。彰吾と俊は何が何だか分からなかった。
「何が凄いんだ?」
俊が前にいる生徒に聞く。
「来てるんだよ」
「誰が?」
「爆弾師(ボマー)が」
「「は?」」
彰吾と俊はハモった。驚くのも仕方なかった。
なにせ、Sランクの爆弾師がこんな所にいるのがおかしい。
Sランクは全世界に56人、日本に7人しか居ないため、驚くなと言われても驚くだろう。
しかし、通り名と噂、能力は知っているだけで当本人の顔を見たことが無かった。
「ちょっと見せてくれないか?」
俊が前にいる生徒に言うと生徒は俊と彰吾に見れる様にその場をどいてくれた。
そして、初の爆弾師を拝む。
そこには美少女がいた。茶髪でロング、目が大きく、スタイルもかなり良い。
これがあの爆弾師だとは思えない彰吾だった。
爆弾師の能力は爆炎を生み出す能力。さまざまな物にその爆炎を付与する事が可能となっている。
その為、自分の意思で好きな所に爆炎を生み出す事が出来る。
先ほど言ったこれがあの爆弾師という理由。
爆弾師は単身で人質のいる状態でテロリスト20人のみを爆破させたと言う、残虐性を持っている聞いた。
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