Childhood dream

21/28
前へ
/38ページ
次へ
「震災の前日……か。」 由美と大雅が会った数時間後、あの忌まわしい道央震災が起こってしまった。 そして大雅は、この日を境に目を閉じたまま……。 「この日、私はおばあちゃんの葬儀のため地元に帰ってたの。 夜には東京に帰らなきゃいけない。 だけど私は、僅かな時間でもいいから大雅に会いたくて……。」 祖母の告別式を終え、諸々の用事を済ませた由美。 彼女は空港へ向かう前に、大雅が働くホームセンターを訪れていた。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加