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大雅の夢。
それは、大学に進学し言語聴覚士になる事。
彼のこの夢は、幼い頃から変わっていないもの。
言語聴覚士なんて難しい職業を、きっと普通の小学生は知らない。
だけど大雅は、小学校高学年の頃から漠然と“言葉”に関わる仕事を目指していた。
「そうか……。
そうだったのか……。」
大雅が言語聴覚士を目指した理由。
それは、離婚した父親と新たな妻の間にできた子ども……、つまり大雅にとっては異母兄弟となる弟が、小さい頃、言葉の発育に問題があると診断されていたからだった。
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