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「半分仕事で、半分はプライベートかな?」
由美は手に提げていた紙袋を朱鷺さんに手渡し、「お店の皆さんでどうぞ」と一言添えた。
朱鷺さんはちらりと紙袋の中を覗き込み、由美が手渡した土産物に好感触を示す。
「ありがとうございます。
きっとみんな、喜びますよ。」
紙袋を俺に手渡し、空いていた俺の右隣の席に置くよう指示を出す朱鷺さん。
紙袋を受け取った時、わずかにその中身が目に入った。
“フルーツ・ジュエリー”と書かれたその箱には、ここ最近東京土産の定番となりつつある高級ゼリー菓子が納められている。
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