Childhood dream

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紙袋の置かれた席に浅く腰を下ろした朱鷺さん。 彼が席に着くと、由美は改まり、再度俺と朱鷺さんにお礼を述べ始めた。 「書籍をお送りしましたが、どうしても直接お礼を伝えたくて。 本日はお時間を作って頂き、本当にありがとうございます。」 思わず頭を下げた俺。 向かいに座るのは友人の友人。 だけど、本来彼女は、俺たちの工房に取材に来た出版社の社員。 「こちらこそ、素晴らしいお土産を頂きありがとうございます。 さぁ、ご馳走しますから、お好きなものをお選び下さい。」
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